耳鼻咽喉科②
睡眠時無呼吸症(SAS)
CPAP(持続的陽圧呼吸療法)
睡眠時無呼吸症(SAS)の診断は睡眠中の無呼吸の有無を調べます。ご自宅で簡易睡眠モニター(簡易アプノモニター)を装着して診断を行います。その結果,さらに詳しい検査が必要な場合には,睡眠ポリグラフ検査(PSG)を行います。PSGは1泊入院して行うのが一般的ですが,専用の機器をレンタルしてご自宅で検査することも可能です。CPAP(持続的陽圧呼吸療法)は鼻に装着したマスクから空気を送り気道を広げて睡眠中の無呼吸を防ぐ治療法です。CPAPは、中等症〜重症の睡眠時無呼吸症(SAS)と診断された場合、保険の適応となります。
*2026年6月からCPAPの保険適応が広がりました。これまで対象外だった方が再検査で適応になる可能性があります。気になる方はご相談ください。
アレルギー性鼻炎
舌下免疫療法(減感作療法)
舌下免疫療法は、スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎を根本的に治癒・体質改善させる可能性のある治療法です。毎日ごく少量の原因物質(アレルゲン)を舌の下に置き、体に慣らすことで症状を出にくくします。将来的に症状が全く出なくなる、あるいは症状が非常に軽くなる可能性があります。対症療法(飲み薬や点鼻薬など)の薬の量を減らすことができます。
保険適用の治療で、約3〜5年間の継続が必要です
補聴器外来
テレビの音が大きい,会話の聞き間違いが増えたなど,きこえにくさでお悩みの方に向けて補聴器外来を開設しています。難聴は日常生活にさまざまな影響を及ぼし,認知症の最大の予防可能リスクとされています。補聴器によりきこえを改善することで認知機能低下の抑制や認知症の予防が期待できます。耳鼻咽喉科で耳の診察ときこえの検査し、聴力や生活環境に合わせて認定補聴器技能者が補聴器の選定と調整(フィッティング)を行います。購入の前に試聴貸出も行っていますので,安心してご相談いただけます。当院への通院が難しい方には補聴器専門販売店への紹介もおこなっています。補聴器本体の購入費用には保険は適用されませんが、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が認定する「補聴器相談医」の発行した書類があれば、医療費控除の対象にすることができます。当院では補聴器相談医による診察が可能です。
めまい
中耳加圧療法
中耳加圧療法は、難治性のメニエール病に対して行われる治療法です。専用の機器を使って耳の奥に圧力をかけることで、内耳のリンパ液の排出を促し、めまい発作を抑制する効果が期待できます。専用の携帯型加圧装置をレンタルし、自宅でご自身で行います。薬物治療などの一般的な保存的治療を半年以上継続しても改善せず、日常生活に支障をきたす重度のメニエール病が主な対象となり保険適用されます。治療中は、めまい日誌などを毎日記録し、月に1回は必ず受診する必要があります。